12月 24 2025

2学期終業式･修学旅行報告・表彰式

早いもので今年もあとわずかになりました。本日は、２学期終業式の様子をお届けいたします。

まずは、英数コース3年2組　山下晴名さんが生徒代表の言葉を述べてくれました。山下さんは、2学期に部活動から受験モードへ切り替え、サッカー部で培った粘り強さを勉強に活かしてきたと述べました。一方で、計画の甘さや基礎の軽視といった反省点を挙げ、3学期は共通テストに向け「量より質」を重視した効率的な学習で弱点を克服する決意を表明しました。

山崎隆志校長先生は式辞の中で、屋内での体育祭や樟南祭などの行事を振り返り、インフルエンザが流行する中で自覚ある行動をとった生徒たちに感謝を述べました。また、生徒代表の山下さんが示した「客観的な自己分析」の姿勢を、メジャーリーガーの大谷翔平選手になぞらえて高く評価し、ただ闇雲に努力するのではなく科学的根拠に基づいて自分を知ることの大切さを説きました。最後に、受験を控える3年生へ「残り24日をどう捉えるかは自分次第である」と述べ、自分を信じてポジティブに進むよう激励しました。

終業式の後は、修学旅行の報告会があり、それぞれが修学旅行での貴重な体験を話してくれました。

関東コース報告

資格キャリアコース2年2組　平川凜さん

3泊4日の行程で、日光での歴史探訪と東京都内での自主研修を中心に行動しました。日光では、48ものカーブがあるいろは坂を経て訪れた華厳の滝の壮大さに圧倒され、世界遺産である日光東照宮では「三猿」や「眠り猫」などの繊細な彫刻が人間の喜怒哀楽や人生の教訓を表していることを学びました。東京の自主研修では、竹下通りや渋谷のスクランブル交差点の規模に都会の勢いを感じる一方で、地元の鹿児島の自然や夜の静けさを恋しく思うなど、故郷の良さを再確認する機会となりました。また、浅草の戦争寺ではおみくじや雰囲気を楽しみ、限られた時間の中で多くの文化に触れました。

関西コース報告

英数コース2年3組　瀧寺倫太郎さん

歴史的建造物を直接確認することを目的に、奈良、京都、大阪を巡りました。奈良公園での鹿との触れ合いや東大寺の大仏の大きさに驚き、京都の自主研修では紅葉が見頃の清水寺や伏見稲荷大社を観光しました。3日目のUSJや4日目の大阪城見学を通じ、集団生活における時間厳守の大切さや、計画を立てる際の下調べの重要性を痛感しました。また、異文化や異なる生活環境に触れることで、改めて鹿児島の魅力を実感しました。

北海道コース報告

英数コース2年1組　猪野翔太郎さん

3泊4日の日程で、北の大地の自然と文化を体験しました。小樽の自主研修では、高価で美しい音色を奏でるオルゴールに触れ、2日間にわたるスキー学習では、インストラクターの指導のもと、氷の上の滑走や雪国ならではの遊び（雪合戦など）を楽しみました。札幌での自主研修では、大粒の雪が降る中でマグロの中トロやザンギといった独自の食文化を堪能しました。この旅行を通じ、北と南の歴史・文化の違いを肌で感じるとともに、「今できていること全てが当たり前ではない」という家族への感謝の念を深めました。

シンガポールコース報告

文理コース2年2組　森あやのさん

5泊6日の行程で、「英語学習」「異文化理解」「日本の再発見」ホームビジットでは、言葉が通じない中でも身振り手振りで伝統遊びや手でカレーを食べる体験を通じ、人の温かさに触れました。これらの経験から、日本のトイレの清潔さや水道水が飲める環境のありがたさを知り、自国の素晴らしさを客観的に捉える機会となりました。

セブ島コース

特進ビジネスコース2年1組　北原あかりさん

観光地としての側面の裏にある、フィリピンの社会問題と向き合う語学留学カリキュラムでした。路上生活者や児童労働の現状をNGOから学び、5歳から17歳の多くの子供たちが教育を受けられずに働いている事実に衝撃を受けました。この「負の連鎖」を断ち切るために自分たちができる支援の必要性を強く感じたと述べています。また、毎日行われたネイティブ講師による英語の授業では、語彙力不足などの課題を見つけるとともに、日本のアニメが現地で愛されていることを知り、日本への誇りを新たにしました。

修学旅行報告後は、表彰式の様子です。