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本日は、10月3日(金)に行われた文理・英数コース2年生に向けた進路講演会の様子をお届けいたします。


講師は、株式会社ベネッセコーポレーション九州支社の松野 光輝先生です。



特に重要な点として、大学受験勉強は高校3年生からでは遅いというデータが示されました。高校2年生の2学期から意識して勉強を始めた人の合格率が約85%であるのに対し、高校3年生の1学期から始めた人の合格率は37%まで低下するという数値が示されています。


















今回の講演では、大学受験成功のために「敵を知り、自分を知り、そして正しい勉強をする」という3つのステップが提示されました。
1. 目標設定:本気で目指したいと思える大学・目標をまず決めること
2. 現状把握:その目標までの距離(現状とのギャップ)を把握すること
3. 計画実行:目標と現状の距離を埋めるために必要な作戦を立てて実行すること
松野先生は、このプロセスを愚直に一つひとつ積み重ね、繰り返していくことが、第一志望校合格への大きな一歩につながると強く強調されました。

今、この高校2年生の2学期の過ごし方が、今後の受験に大きく関わってきます。部活動や学校行事で忙しい中でも、以下の「小さな意識の変化」を大切にしてくださいと生徒たちに伝えました。
• 模試の問題の解き直しをしてみる。
• 学習時間を増やすことに挑戦してみる。
• 授業の予習を指示された通りにやってみる。
• 自分の第一志望校の入試情報を調べてみる。
これらの意識の変化の積み重ねが、確実に皆さんの希望実現につながります。

松野先生は、生徒たちに対し、早期からの大学受験に向けた意識付けと効果的な学習方法について説明しました。具体的には、大学入試の現状と多様な選抜方式、特に国公立大学の入試における共通テストと個別学力検査の配点比率の違いを解説し、客観的な成績指標(GTZ)を用いた自己分析の重要性を強調しました。さらに、記述問題における思考プロセスの明示や、日々の学習における基礎基本の定着と復習が、難関大学合格に不可欠であると説きました。

本日の講演会を終えて、生徒代表の言葉にもあったように、一度自分の学習計画を見直してみるという貴重な体験ができたのではないでしょうか?
松野先生、本当にありがとうございました