:
2588

本日は10月16日(木)に行われた薬物乱用防止教室の様子をお届けいたします。

講師は、鹿児島税関支署 総務課の平良 佳奈子先生です。





































平良先生には、税関の役割と、覚醒剤や大麻などの不正薬物の国内への密輸事例や押収量の現状について解説していただきました。

麻薬探知犬管理センター長の指宿様より麻薬探知犬についての説明があり、デモンストレーションが行われました。

旅行客全員の荷物を検査すると時間がかかりすぎるため、探知犬が事前に検査することで、麻薬を持っている可能性のある人物を見つけ出し、検査時間を短縮しすととのことです。

探知犬は、7種類ほどの麻薬の匂いを教えられており、人間の数千倍から数万倍の嗅覚を使って、流れるベルトコンベア上の荷物を1~2秒で嗅ぎ分けます。

デモンストレーションでは、事前に匂いを付けたバッグを7名の生徒のうちの1人に持ってもらい、探知犬が正確にその人物の前で座り、バッグを発見する様子が実演されました。




探知犬は、麻薬の匂いを見つけて座ると、ハンドラー(担当者)と「ダミ」というタオルを使って綱引きをしてもらえる(遊んでもらえる)ことが報酬となっています。犬は麻薬を探しているとは知らず、「遊んでもらいたい」という一心で匂いを嗅いでいます。

このデモンストレーションを通じて、税関が最前線で薬物の密輸入を防いでいることが生徒たちに伝えられました。


高校時代は大きな成長が期待できる一方で、思い通りにいかないこともあって悩むこともあると思います。弱い心に流されずに、強い気持ちをもって健やかな毎日を過ごしていきましょう!
« 薬物乱用防止教育