2011

鶏頭水煮を使った探究学習!

令和4年(2022年)4月より高等学校は新学習指導要領でカリキュラムが動き出しており、「探究活動」という言葉が現在の教育活動のキーワードになっています。そこで、2・3年生も授業を通して、自然現象の探究に挑戦しています。本日は、文理コース3年生の理系生物の授業における探究活動の様子をお届けします。

高校生物では脳などの「中枢神経系」に関する項目を学習します。通常ならば教科書や資料集などを確認し、問題演習を通して理解を深める形になると思います。資料を通しての、知識としての脳の構造は理解できますが、実際はどうなんだろうという疑問も湧いてくることでしょう。今回の探究活動ではニワトリの頭(鶏頭水煮)を使って、脳に関する理解を深めていきました。

 

いわゆる生ものを扱うことで、身構えていた生徒がいたかもしれません。しかし、徐々に緊張はほぐれ、意欲的に探究活動を行っていました。

実験プリントと先生の解説を参考に、自分でピンセットを動かしていきました。

教科書や資料集以上の学びを得たと思います。

生物学を学ぶことは、生命を学ぶことにつながります。命の尊さも同時に学んだことでしょう。ニワトリに感謝です。

 

探究活動を終えた生徒からは、「人生で初めて解剖した」「最初は少し怖かったけど、やり始めるととても興味深くていい経験になりました」「脳をもっと細かく観察したり、顕微鏡でも見たりしたいと思った」「小さなニワトリの頭でも複雑な構造をしていたり、パーツがしっかりとあって感動しました。将来、解剖のできる学部に行きたいと思いました」などの感想が聞かれました。

生物選択者の皆さん、この日はよく頑張りました!これこそが未知の世界を学び、あらゆるものに応用する「探究」といえるのではないでしょうか?

 

さて、理系クラスの生物選択者は教科書範囲をすでに終了しました。現在、大学入学共通テストに向けての基礎固めを進めています。期末考査(文理・英数コースの3年生にとっては最後の定期考査なので卒業考査となります)が終了すると、今後はマーク式の教材を使って総合演習に入っていきます。

 

大学入試の改革は大きく進んでいます。例えば、大学入学共通テストは令和7年度入試からは「情報」が試験に入ってきます。これは現在の1年生が受験するものになります。情報以外の教科でも、思考力や表現力を問う問題が多く出題される予定になります。

 

難関国公立大学に現役で合格するべく、学力の最大限アップに努めていく樟南高校文理コースをこれからもよろしくお願いします!

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