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現在、本校は2学期期末考査が始まりました。3年生の文理・英数コースは最後の定期考査のため、卒業考査となっています。

朝の校舎は、普段の活気ある雰囲気とは少し違い、どこか張り詰めた静けさに包まれていました。生徒たちはいつもより早く席につき、問題に備えて最後の確認をしたり、静かに目を閉じて気持ちを整えたりと、それぞれの方法で試験開始の時を待っていました。

試験開始のチャイムが鳴ると、教室は一層静まり返り、生徒たちの視線は一斉に問題用紙へと向けられました。










教室前方では、監督を担当する先生が落ち着いた様子で全体を見渡しながら、生徒が集中できる環境を静かに保っています。大きな動きをせず、前方から穏やかに見守る姿勢が、逆に教室全体の緊張をやわらげているようにも感じられました。




2学期の学習内容が幅広く問われる科目で、生徒たちは日頃の取り組みを思い返しながら、丁寧に問題へと向き合っていました。鉛筆の走る音が時折教室に小さく響き、最後の一瞬まで真剣さが途切れることはありませんでした。


終了の合図後、生徒たちはほっとした表情で答案を提出し、次の科目に向けて気持ちを切り替えている様子が見られました。休み時間には、「意外と難しかった」「あの問題はできたかもしれない」といった小さな声が漏れ、試験に真剣に向き合ったからこそ生まれる率直な思いがあふれていました。

本日、期末考査の1日目が終了しました。朝から少し緊張した面持ちで登校してきた生徒たちでしたが、試験が終わった昼頃には、どこか肩の力が抜けたような表情も見られました。それでも、校内には“次の科目に向けてがんばろう”という前向きな雰囲気が漂っており、休憩をはさんだ後、それぞれが自分のペースで学習を進めていました。

図書室では、試験の疲れを感じさせないほど、真剣に机に向かう生徒たちの姿が多く見られました。静寂の中、ページをめくる音や、ノートに文字を書く音だけが聞こえ、穏やかながらも集中した空気が広がっていました。
窓際の席では、柔らかな日差しの中、参考書をじっくり読み込む生徒の姿があり、奥の席では、単語帳を片手に何度も記憶を確かめるようにうなずく様子も見られました。自分の課題と向き合いながら、予定していた範囲を丁寧に復習している様子に、学習への意欲の高さを感じました。





一方、教室では、個人で静かに取り組む生徒に加え、友達と協力しながら学習する姿も印象的でした。分からない問題を相談し合ったり、「この公式はこう覚えるといいよ」と助言し合ったりと、和やかな雰囲気の中にも学びへの真剣さが伝わってきました。
互いに励まし合いながら取り組むその姿は、とても頼もしく感じられました。自分の勉強に集中しながらも、周りとのコミュニケーションをうまく取り入れて学習を深めていく様子が見られました。

試験という緊張感の中でも、気持ちを切り替えて次へ向かう姿勢は素晴らしいものがあります。疲れがたまりやすい時期ではありますが、今日見られた“自分のための学習”に一人ひとりが真剣に取り組む姿は、期末考査を乗り越える大きな力になることでしょう。
明日以降の試験も続きますが、無理のないペースで、これまで積み重ねてきた努力を発揮できるよう応援しています。
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