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日常生活に関わりが深い「地学」とは

高等学校の理科は、物理・化学・生物・地学の4科目に細分化され、それぞれの科目ごとにじっくりと時間をかけて学んでいきます。

その中でも地学は、私達の生活の場である自然環境に関する科目になります。本校でも英数コース文系クラス2・3年と未来創造コース3年において、地学(科目名「地学基礎」)を履修します。

 

 

なお、「科学と人間生活(科人)」(未来創造コース・商業科・工業科が履修)にも天文・海洋・自然災害などの地学分野があり、授業で触れていくことになります。

 

自然環境は、物理学的な側面も、化学的な側面も、生物学的な側面も含まれています。それらの要素が組み合わされて自然環境ができています。現在の姿は歴史的変遷のー局面であり、自然環境を理解するには地球が誕生してから46億年の歴史(自然界の歴史)をたどることも必要です。

また、地震・火山・集中豪雨などはいずれも自然現象で、地学が対象にしているものです。その仕組みを確実に理解することで、自然災害に対して正しく対処する(被害を最小限にすることができる)ことができるでしょう。防災の基盤にもなり得るでしょう。

それだけ地学とは、日常生活に関連が深く、実生活でなじんでいる自然環境を扱うという点で、親しみやすいと思います。地学で学んだことは、自分がどのような分野に進もうとも、実生活に役立つはずでしょう。

 

下の写真は英数コース文系クラス3年生の生徒が問題演習に取り組んでいる様子です。これまで授業で得た知識を、問題を通じて本当に理解できているか確認していました。

 

 

定期考査や共通テスト対策などの”勉強”のために地学が必要であると思う生徒は多いかもしれません。しかし、本当の地学の勉強は、私達が住む地球そのもののことをあらゆる角度から深く学んで、それを日常生活につなげていくことにあります。

 

授業から学び得たことを、実生活につなげていきたいものですね!

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