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命の大切さを学ぶ教室 新着

7月16日(水)に『命の大切さについて』と題して講演会が行われました。

講師は今村 公洋様です。今村様は、樟南高校の前身である鹿児島商工高校時代の卒業生で今村電気株式会社の社長をされております。

奥様が平成18年7月、霧島市内において、車両内で強盗の被害に遭われました。犯人は逮捕されたものの、事件被害による精神的ダメージは大きく、被害者を支える家族として辛い経験をされました。

講師の今村公洋さんは、犯罪被害に遭われた経験から「今生きていることを大切にする」「感謝の気持ちを持つ」事などの話をされました。事件に巻き込まれたことによる二次被害やそれにまつわる家族と命のあり方を、当時の出来事を交えてお話し頂きました。

「大切なことは、身近にそのような事件の関係者がいらしたら、支援をしてあげてください。そっと寄り添ってあげてください。何気ない何もない毎日がどれだけ幸せかということで、感謝の気持ちは毎日伝えられる時に直接伝えてください。やがては皆さんも都会に出たり、家庭にもって直接伝える機会が少なくなってきます。ましては、私みたいに伝えたくても伝えられないということにならないように、後悔しないように『ありがとう』と毎日でも伝えていただけたら」と述べられました。

お礼の言葉 生徒代表 特進ビジネスコース3年1組 山口 闘獅さんより

本日は暑い中、私たちのために講話をしてくださりありがとうございました。私はこの講話を聞いてニュースでは、表面的な情報しか知ることはできず、実際被害に遭われた当事者は事件が終わっても、心の傷が癒えないということがわかり、今この日常生活は、当たり前のものではなく、私たちを支えてくださる両親や兄弟に日頃からの感謝の気持ちを述べなくてはならいと感じました。また、思いやりや優しさをもって接し、この講話を次の自分の人生に役立てていきたいなと思いました。本日はありがとうございました。

花束贈呈の様子です。

今村様の講話は生徒たち1人1人に届いているかと思います。我々教職員にも深く響きました。この何気ない毎日がいかに幸せかを、当たり前が当たり前でない方もこの世の中にはたくさんいらっしゃるということをこの講話で再確認することができました。

今村様、お忙しい中そして暑い中、辛いご経験の講話をありがとうございました。

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